2015年末、日本株のインデックスファンドにとって、ちょっとしたイベントがありました。年末?といえば、そうですね!年末ジャンボ宝くじ・・ではありません。(1等はわずか27本しかないことにびっくりしました。)
2015年末の日本株市場では、郵政グループの新規株式公開が行われました。株式の売り出し額は、計1兆4,362億円となり、1987年のNTT以来の規模でした。では、この3社の株式は、いつインデックスの構成銘柄として採用されるのでしょうか。
上場日は、2015年11月4日だったので、即組入れられるわけではなく、指数によってもルールが異なります。TOPIXでは、上場月の翌月末に組み入れられることになっています。つまり、2015年12月末だったのです。
それでは、指数として最も有名な日経平均の場合はいつになるのでしょうか?日経平均採用ルールをつぶさに見ていくと、「上場後5年間の流動性をチェックする」と記載されています。つまり、特例が認められない限り、少なくとも5年間は日経平均に採用されない見込みです。
同様に、JPX日経インデックス400も、3年間の経営成績をもとに組入銘柄を判断すると記載されていますので、原則として、郵政3社のJPX400採用は早くても2019年8月末となるわけです。
指数によって、採用ルールに違いがあるわけですね。
少しマニアックな小ネタを披露させて頂きました。今年もMAXISシリーズをよろしく御願いします。